2015年 12月 11日
ヘミングウェイの「Le vieil homme et la mer (ル・ヴィエイユ・オム・エ・ラ・メール、老人と海)」が有名な例えです。 |
みなさんいかがお過ごしですか?
「Le nouvel homme (ル・ヌーヴェル・オム、新しい男性)」と書かれてあります。
本来「homme」は文字通り男性名詞なので、前に来る形容詞は「nouveau (ヌーヴォー)」にならなければいけないはずなのに何故か「nouvel (ヌーヴェル)」。
また、女性形の書き方の「nouvelle」とも違い意味が分からなくなりフランスの方に聞いてみました。
「beau (ボー、綺麗な)」、「nouveau (ヌーヴォー、新しい)」、「vieux (ヴュ、古い)」のような形容詞の後に母音の名詞がくると発音の問題が起こるのが理由だそう。
例えば母音で始まらない名詞「livre (リーヴル、本)」で例えると。
「un vieux livre (アン・ヴュ・リーヴル、古い本)」は問題なく発音できるのですが、母音で始まる名詞「ami (アミ、友達)」を当てはめてみると、「un vieux ami (アン・ヴュ・アミ)」と発音しにくくなってしまいます。
それを解消するために女性形(ヴィエイユ)にすると「アン・ヴィエイユ・アミ(古い友だち)」とスラスラいきます。
ところが「Un vieille ami」と女性形のままで書く訳にはいかないと、おしりの「le」を取って「vieil」、今使われている「Un vieil ami」の完成です。
正解は「Le nouveau homme (ル・ヌーヴォー・オム)」は言いにくいから、「Le nouvel homme (ル・ヌーヴェル・オム)」にしちゃえ! でした。
という、フランス語に興味のない方にはどうでも良いうんちくですが、これを知っていればあなたもフランス通に見られる! かも。
良い1日を!
Bonne journée!
すぐに気づかず申し訳ありませんでした。
by cafemimi
| 2015-12-11 08:41
| 日々のミミ
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